17節: 福岡 0-3 札幌

テレビ観戦。

再建途上にあるチームに、既に熟成して完成期に入ったあまり伸びしろがないチームがボコられたという一点において、ものすごい恐怖を覚えた試合だった。

試合が終わるころ、俺はほとんど恐慌状態でテレビの画面を見ていた。

アビスパを応援すると言うことは、数多ある負けと折り合っていくことだ。

(関係ないが、J2に落ちてからそれなりに勝ち数は増えた。しかしJ1時代は相当悲惨な成績なはずで、古いサポータに敬意を抱く理由の一つはそれだ。彼らはそれこそ星の数ほどある惨敗を潜り抜けてきているのだ。そういえばウルトラオブリの古参の人を見てると、情けない負け方に俺が相当トサカに来てるときやションボリしてるときも案外淡々としている。一つの負けで一々オタオタしないのだ。)

負けが不可避なのはレッズだろうがマリノスだろうがズピロだろうが一緒だ。しかし単純に負け試合の割合が全然違う。

俺も試合終了を告げる笛が鳴った後あと思わずへたり込んでしまうような情けない試合をそれなりにたくさん見てきた。つまり負けに対する免疫はそれなりにあるはずなのだが、それにしても堪える負けであった。

今シーズンの結果と、その向こうに連なるクラブの将来を考えると今日ほどうそ寒くなる負けはなかった。

スムーズで快適なパス回しから一点入れられたあと、紺色のユニフォームを着ているのはパニックに陥った奴と折れた奴の二種類だけだった。

恭平をフィールドで見ることは当分なさそうだが、それでもインタビューにちゃんと応えてるのは偉い。

這い上がって来い。

水戸戦は絶対行かねばならん。怖いけど。

午後休だな。