2026シーズンがやってきた
ヒリヒリもドキドキもない、単なる長い長い練習試合シーズンではありますが、一応区切りなのでお気持ち表明です。
だから言わんこっちゃないと書きたいところだけど、いや実はこんなわかりやすい結末は予想してなかった。パワハラって個人と社会の宿痾なんやね。勉強になりました。
チームが勝っても負けても特にうれしくも悲しくもないという、久々に思い入れを持たない昨シーズンでしたけど、今年はちゃんと一喜一憂できる。アビスパを選んでくれたチームのみなさん、頼みます。塚原さん大変だけどよろしくね。
この騒動ではっきりしたことが一つ。アビスパ福岡株式会社でもオーナー企業でも、スポンサーでも、個々の選手でも、そしてその時々のチームですらない。おれの好きなアビスパ福岡の正体は、そこにはないのですよ。
アビスパ福岡の監督人事について。
J1リーグ 2025シーズンが始まるにあたって、アビスパ福岡の監督問題については書き残しておきたい。とくに目新しいことは書いてないです。
はじめにわたしの考えを明らかにしておくと、
金明輝氏の監督就任には反対です。
まずは事実を整理して、それからお気持ちを表明します。
事実
発生事象については絶対的な資料が存在する。 というかこれしか存在しない。これに書かれてることを覆す資料はわたしが知る限りありません。
[調査報告書(要約・公表版)]
[懲罰決定について【鳥栖】]では、この調査報告書を踏まえて、「おきたこと」を以下のように記述している。
金前監督は、サガン鳥栖U-18の監督を務めていた時期(2016年~2018年)から、サガン鳥栖のU-18またはトップチームの選手およびチームスタッフに対し、暴力行為や暴言によるパワーハラスメントを繰り返しており、その結果、多数のチーム関係者が深刻な精神的なダメージを受ける等の被害が複数生じた(以下、本件行為)。
その他、「報告書」には隠蔽工作や本人の認識不足について直截に記載されています。
報告書をまとめる。
キム・ミョンヒ氏は、鳥栖在籍時代、
トップチーム選手・ユース選手・スタッフに対して
- 暴力をふるっていた
- 暴言を吐いていた
更に
- 調査に対し隠蔽工作を行った
そして、
- 報告書で事実と認定されていることに対して本人は多くを「認めていない」
*1
これについては以下に引用する。
トップチームの選手に対して手を出すようなことをした覚えはない
一部については、冗談で発言したり、選手のプレー姿勢に問題がある場合に指導目的で発言した覚えがあると認めつつ、「消えろ」「お前の顔は気持ち悪い」「俺の前に二度と姿を見せるな」といった発言をした覚えはない
スタッフを殴ったりした覚えはない旨述べている。
また、金氏は、理由なくスタッフのことを頻繁に叱責したことはない、チームのためにできることは最大限やってほしいという姿勢で指導していたし、スタッフの能力にあわせてサポートもしていた、対象者に伝わっていたかどうかは分からないが、フォローは入れていたなどと述べている。
評価(わたしの考え)
起こしたことは重大だが、金明輝氏の現時点での処遇を考える上で最も重要なのは「事実を認めていない」というところ。 ちょいと主観をまじえると、金氏はこの件についてすっトボけたし、悪いことに今もすっトボけたまんまなのだ。
事実と認めてないことに対して反省したり考えを深めるなんてできるわけない。つまり、彼はパワハラ以前と以後で変わってない。
そのような人物を監督に選ぶなど、正気の沙汰とは思えない。絶対に支持できない。
「過ちを犯した人に再起の機会が与えられないのはないのは良くない」という考えもあるかと思うし、わたしもどちらかというとそう思っている。
でも、それにはしでかした事へ向き合い、反省することが絶対に必要でしょう。少なくとも公的に、報告書にある調査時点での金氏の認識不足と反省のなさを更新する文言は、今も目にしていない。先だってのアビスパの記者会見で、「すっトボけ」を改める言葉が聞けるものと思ってたけど、結局なかったのは皆さんご存知の通り。
限りなく個人ブログみたいなところに反省の弁が載ってるという話もありましたが、無料で読めるところの限りでは、「サッカー界に迷惑をかけた」だって。アホか。そもそも謝る相手が違う。相変わらずすっトボけてる。
「勾配」がある場では、往々にハラスメントが発生する。誰かが負け、誰かが降格する鉄火場で、金氏の思考傾向は、その甘美な重力に負けずにいれるんだろうか。納得できる説明を受けないまま、とうとう2月になってしまった。
ハラスメントは、加害者と被害者だけの問題では断じてない。ハラスメントを許す・容認する風土や文化にこそ、その害悪の正体がある。パワハラ文化を謳歌するパワハラ大将のサッカーチームごっこの担ぎ手になど絶対になりたくないし、ならない。
懸念していること(ワーストケース)
前監督の長谷部氏は非保持時のポジションどりを基礎にして安定したチームづくりが出来る優秀な指導者だったけど、彼でさえリーグ戦11戦勝ちなし(2024シーズン)、7戦勝ちなし(2023シーズン)、8戦勝ちなし(2022シーズン)、7戦勝ちなし(2021シーズン)と、毎シーズン勝てない時期が来てた。彼は人格的にも評判が良かったからそういう時も雑音は極めて少なかったけど、金氏はスタート地点が全然違う。ちょっとのことで大揺れになるだろう。遠心力が極めて働きやすい状態なのだ。かといって、ゴリ押しで就任させた以上、金氏のクビはゴリ押しした誰かの責任問題に直結してしまう。おそらく、強い遠心力でチームはほどけていきながら、ボロボロのままシーズン終了まで続けることになる。
個人がボロボロになるのはお気の毒だけど仕方ないとして、場合によってはクラブ自体が大きく棄損される。立ち直りには膨大なリソースが必要になるだろう。
最後に
アビスパがマイクラブなのは変わらない。もうこれは仕方ない。経営陣は仕事でアビスパに関わってるんだろうが、こっちは好き好んで何十年も弱小クラブを追っかけているのだ。甘く見ないでいただきたい。
アビスパへの愛と、クラブの現経営陣やチーム監督を支持しないことは矛盾なく両立することである。そのへん、いまいち整理がつかず混乱している人もいるみたいだけど、安心してほしい。今の経営陣はクソやなと思えば、堂々とそう言っていいのだ。それはアビスパに背くことでも何でもない。株主やスポンサー、監督・コーチ・選手、社員やアルバイトなどスタッフの方々はいずれ時期がきたら入れ替わる、去る。入れ替わらず去らないものこそがこの忠誠の対象なのだと思う。
今シーズン積極的な応援はしないが、それでも今のアビスパを選んでくれた選手たちには感謝している。2025シーズンの健闘を祈ります。
*1: 報告書P8 "第2 本件調査により認定した事実"-"1 金氏の言動について"-"(1) 選手に対する言動について"-"ウ 金氏の供述及び認識について" および、
報告書P10 "第2 本件調査により認定した事実"-"1 金氏の言動について"-"(2) スタッフに対する言動について"-"イ 金氏の供述及び認識について"
鈴木惇選手の引退
人間の認知や記憶ってのは物語に簡単に誘導されるものだとじぶんに言い聞かせつつ、それでも、それを確かに見た、という話。
それは昼開催で屋根のない専スタつまり三ツ沢での試合で、彼がベンチメンバーだったという薄らぼんやりした記憶から、たぶんこの試合での出来事。
2008 J2リーグ ディビジョン2 第14節
データを見ても試合のことは何も思い出せない・・・ま、酷い試合ですな。
このblogははてなに来る前からやっていて、それなら当時この試合についてなにか書いてるかも、と思いログを見てみたら、その頃の俺はクラブというか当時の社長への絶望のあまり試合に全然興味が持てず、やさぐれたエントリを連投している真っ最中・・・
このエントリやな。
「んー・・・・うーん・・・・いや参ったね」
いま読むとだいぶトチ狂ってる。クラブもやばいが俺もやばい。
ところがですね、この、試合どころではない時期の記憶が吹っ飛ぶくらいの超絶クソ試合という最悪シチュエーションにも関わらず、この日のあるシーンを鮮明に覚えているのですよ。ポジティブな印象とともに。
試合前、枠から平気で4メートル5メートルこっ外れたシュートが飛び交うシュー練が終わり、スタメンが引き上げていく。こりゃダメだ、クラブもチームもどっちも同じ程度にメチャメチャだと呆れてると、目の前にベンチメンバーがわちゃわちゃしながら移動してきた。この酷いチームのベンチに座ってるのはさぞ辛かろうと眺めてたら、場違いにニコニコ笑ってる若い奴がピッチサイドの方に左脚を振った。緩やかに、でもスムーズに振られた脚からボールが放たれる。ところが、このボールが異様にゆっくりと中空を移動していく。ファーストガンダムのハロが小春日和に散歩しているかのように、緩慢に、だけど確実にどこかを目掛けてゆっくりゆっくり。
なんだなんだとボールを目で追う。ふわふわと漂ったボールは、10メートルくらい離れた同じくベンチメンバーだった選手の俯いた首の後ろあたりに「ふわり」と着地した。
天才の悪戯。
あれが鈴木惇・・・
唖然とした。
上にリンク貼ったJのデータサイトによると、結局この荒れた試合に彼は出場していない。
それでも、あの左脚にはドン底アビスパに一筋射し込む光を見つけたと思わされた。過分に捻じ曲がった認知のせいであっても。
彼はまだ19歳で、五月の風の中、世界はやけに広かったのだ。
鈴木惇が引退した。惇、ありがとう。
お疲れさまでした。
2023シーズン アビちゃん離陸したか論と、久々の博多の森雑感
長いこと低迷するアビスパを見ていて、こりゃそう簡単には上向かんなとみなさん感じてたことでしょう。個人的には、永遠のどん底クラブが万が一上向くことがあるとすればそれは飛行機の「離陸」みたいなもんになると思ってた。ドタドタ地面を這いずってたアビスパが地道に諸々の手順踏み準備積んだうえで、とうとう宙に浮いた日にはそれが傍目にもわかる、華やかな何かがあるんだろうな、と夢想してた。
今まで「離陸したかも!」と思ったのは2015年の昇格のときで、当時の仲間は割と自信ありげに「もう落ちんと思うよ」と言い切ってたし、自分でも今度はそんなに酷いことにはならんだろうと期待してたけど、全然甘かった。
今考えると、クラブも経験が全然足りなかったし、プレーオフ経由になって椅子取りゲームみたいな移籍市場で致命的に出遅れた。そもそも予算が全然足りてなかった。
クラブがまともになったところでそんなのは前提でしかなくて、チームの強化はそこからなのだ。
その後2019年の謎の大低迷(監督選びをしくったというのもあるけど、今調べたらこの年だけ選手人件費が露骨に少ない。やっぱ予算はウソつかない)を経て、2020年秋のどうかしたような連勝もありようやく昇格。J1に三年居続けて、それまで勝てなかったチームに勝つようにもなったけど、それでもそれなりに図体のデカいアビスパが離陸した感覚はなかった。
それまでと違う風が吹き始めたのは今年の9月、チームが爆発的に強くなっていってるのを感じた。
気づいたらクラブはまだまだとはいえそれなりの財政規模に達しつつあり、若くて優秀な人がクラブに集まるようになっていた。スポーツ面では20代半ばの有望な選手を獲れて、監督・コーチも面白い陣容が揃った。相変わらず観客動員はJ1最下位だけど、それでも昨年よりは試合あたり2000人規模で増えてて、なんだか色んな人がスタンドに集まり、何よりほとんど全員が高いチケット代を払って来ているのは今までにないこと。
J1中位のチーム相手ならばバチバチにやり合った上で勝てるようになり、そしてとうとう「傍目にもわかる、華やかな何か」が起きる日が来た。
もしかして離陸した?
という、ようやく訪れた感触が正しかったかどうかは、その後明らかになった2023シーズンの好成績を経てなお、歴史の審判ってやつを経ないとわからんところではある。この後どうなるかの保証はない、一瞬浮いただけかもしれんし、ちょっと飛べたとしても気を抜くと簡単に墜落する。
それでも、離陸したんじゃなかろうかという実感は確かにある。
広島戦は、2020年最終節以来久々の博多の森だった。負けたのは仕方ない、マリノス・広島・川崎といったスポーツ的に目標となるチーム相手に来年以降どう渡りあっていけるか楽しみになった。
気になったのは、ゴール裏をクラブの意図通り動かそう、巻き込もうとする動きが見えたこと。個人的な思いをぶっちゃければ、チアもジェット風船もクラブ主導のユルネバ(暗黒時代にやろうとしてたんです、もう誰もそのことを口にしないけど)もアビスパには合ってない(チアは一生懸命やってくれてるのはわかるし、味方だと思ってるし、男性チアがいたのは面白い試みなので敢えて足を引っ張るようなことは一切書いてなかったけど、それでも残念だけど福岡のゴール裏には合ってない。申し訳ないけどそう思うので書いておく)。
サポーター団体であったり、もしかしたら後援会などといった、クラブが直接統御できない外部組織は今のクラブにとっては邪魔な変数でありリスクでしかないのかな、と思うと先行きどうなるんだろうと心配ではある。完全な邪推だけど、いずれこのクラブにオーナーが現れるんだとしたら、その時のために出来るだけ変数項は減らしておきたいんだろう。福岡の文化を尊重して性急な動きをしてないだけクラブは誠実なんだよなと納得しつつ、これからもサポーター文化に手を突っ込むようなことはしてほしくない、官製応援で有名になった某クラブのムズムズするような居心地悪さを考えると、今のゆるい信頼を基礎に成立しているファンベースは絶対に維持してほしいと思う。サポーターを商品扱いしようとするならば嫌悪を覚えるし、排除や統制の対象だとも今のクラブには思ってほしくない。
今年も配偶者に来てもらったんだけど、クラブ職員には見えない連中がテキパキとビッグフラッグの準備をしているのを見て、「あの人たちは・・・ボランティア?」と聞いてきたのはなかなかふるってると思った。自発的にやっていることだからボランティアの一種には違いないけど、あの人たちはなにより「自分たち」のためにやっているのが一般的なボランティアとちょっと違う。
監督もコーチも選手も、株主もクラブ職員もいずれは去る。玉ねぎを剥いて剥いて剥いて最後に残るものは自分たちだとあの人たちも俺も思っている。そういうことだと思う。
試合後は、最近車の運転に目覚めた配偶者氏にゆっくりドライブしてもらおうと日田方面へ。途中、朝倉の奥の方の飯屋で水炊きを食べた。バカみたいに旨い一人前1500円という超絶価格の水炊き食って帰りしな、アビスパのことなんか絶対知らなそうな60くらいの女性店員の方に「東京からサッカー見に来たんです」と伝えると、「アビスパ?今日最終節やね、残念やったねー」と秒で返された。
アビスパ、多分離陸しましたわ。
2023 ルヴァンカップ 決勝 福岡 2-1 浦和
わたくしには子供が二人いまして、小さい頃はスタジアムの非日常な雰囲気を味わっとくのも悪くないよねーと思い、アビスパの試合に連れて行ってました。関東や静岡方面がほとんどだけど、博多の森にも二度ほど行ったんじゃないかな。小さい子あるあるで、チャントを覚えて家や保育園であたり構わず歌ってました。
だけど意思とか情緒が子供なりについてくる時期になると、アビスパの試合に連れて行くのをやめた。
アビスパなんて関わったところで何もいいことがない。
不幸になるのはオレ一人で充分。
地元には潤沢な運営費で選手を買い漁れるクラブが地域に密着してるし、応援するならそっちにしたほうがいい。
当時はいわゆる暗黒期だったのです。
不幸の再生産をする必要はないな、と思ったんですな。実際、熱心にアビスパを応援する人は熱心であればあるほど、クラブのあまりのクソっぷりに
丈夫な人は幻滅し、
そうでない人は心身をすり減らし、
そして去っていくことがとても多かったのですよ。いや、チームが弱いなら弱いでそれは仕方ない。それよりも、応援する気を片端からへし折るクラブの数々の醜態は心身に堪えた。
今からしたら考えられないよね。
そんなダメクラブを俺はどうして懲りずに追っかけてたのか。
北海道や東北・北陸のスタジアムで、ヘッタクソなチームのためにほんの5人くらいでもドでかい声で歌う博多弁のイカれた人たち。一目見て、狂ってると思った。
こりゃどうかしてる・・・でも、こんなに少ないなら手助けせんと・・・と一緒に声を枯らした後の長い鉄路や狭苦しい高速バス。線路の音や低く唸るエンジン音のさらに底から、脳内をぐるぐると回り続ける。
フックッオカ!フックッオカ!
アビスパ福岡!どんどんどどどん アビスパ福岡!どんどんどどどん
これから! どど はじまる!どど おれーたちの歌で!
ぐるぐる、ぐるぐると回り続ける。
どうかしてる人たちと歌う、どうかしてる何ものか。学生の頃、合唱だの校歌だの国歌だの、集団で歌うということが大嫌いで一切従わなかったのに、一体何がどうしたんですかね。そのうち、ゴール裏には100人、1000人集まることだってあるのを知ったけど、5人だろうが10000人だろうが変わらない。声の束を選手に届けるということ。紺色のバンデーラを選手に見せるということ。そこに自分がいるということ。
どんなにクラブがダメでも、ゴール裏、というか あの歌は嫌いになれなかった。結局、そういうことだったと思うんです。
Jリーグ公式の舞台裏動画で、試合後に宮選手が口ずさんでたね。
「君が思うよりも・・・」って。
最高やん。最高。
声は届くんよ。
試合前から福岡のゴール裏はリラックスしてて、舞台の晴れやかさを存分に楽しんでた。どちらかというと硬かったのは浦和側だった。それがアビスパの選手たちを後押しした、絶対。
火薬の匂いがまだ漂うなか前寛之が先制点を叩き込み、機を見てぐっと押し込んだ時間帯に宮大樹が決めきった。3ラインは生き物のようにボールを掠め取りつづけ、永石拓海は機敏で頑丈だった。
声は届くんよ。
結果として子どもをアビスパに巻き込まなかったのはもったいなかったな、とは思うんだけどどうなんですかね。サッカークラブ追いかけるのにのめり込むなんて余計な波風要因でしかないよな、とも思ったり。
どうなんですかね。
ともあれ。
先週土曜日、アビスパは勝ちました。国立競技場。ルヴァンカップの決勝戦。
優勝したんです。
2023 ルヴァンカップ 準決勝第2戦 名古屋 0-1 福岡
まだ生きてます。
超濃厚な日程をこなす2023シーズン秋のアビスパ、前週日曜 等々力での天皇杯で敗北して、中二日で迎えた水曜のルヴァン準決勝第一戦@博多の森はスタメン入れ替えた上で強靭なリバウンドメンタリティ発揮して名古屋に1-0で完勝。日曜日の豊田スタジアムは迷ってたけど、水曜のゴール裏の気合いを見て行くことにした。
10/14(土)
ぷらっとこだまを使うか迷ったけど、秋の乗り放題パスという素敵切符を使って普通列車で前日入りすることに。
10時ごろ家をでて、東海道線をのんびり西へ。
藤枝でこの日の午後試合していたことに途中で気づく。余裕で寄れたのに・・・・準備不足。
夜が更ける前適当に蒲郡で降りて、駅前でご飯と酒を摂取する。ポツポツと雨が降り出す。そのうちどんどん降り出す。とりあえず漫喫で眠ることにした。が、結構濡れて漫喫についたら、運悪くというかなんというか、絶叫型もしくは爆弾型みたいな、とにかくものすごいイビキを発せられている人が近くにいてほとんど眠れず。叩きつける雨音を聞きながらうとうとする。
10/15(日)
10時ごろ漫喫を出て、駅の方へ歩く。出た瞬間に雨が上がってそのうちみるみる晴れてきた。
岡崎で環状鉄道に乗り換え、スタジアム方面へ。豊田スタジアムに一番近い駅まで行かず、一つ手前の駅で降りてそこから歩いた。この日は豊田市街でお祭りをやっていて、帰りは大混雑するとかいう話だったので、予め回避ルートを通っておく。なにしろ今日中に帰りたい。普通列車で。呑気に祭りなんぞに巻き込まれていては間に合わん。
適当な地場のファミレスで昼ごはんを食べて、試合開始2時間前にはスタジアムについた。初めて見た豊田スタジアムは20世紀の独裁者が建てさせた巨大建築物ばりのすごい威容。見かけだけじゃない。最近ちょっと調子落としてるみたいだけど、それでも今シーズン、名古屋は豊田スタジアムで一敗しかしてない。奴らにとっての要塞だ。第一戦博多の森が水曜で、第二戦が週末の名古屋要塞なんてズルすぎる。次から逆にして頂きたい。
準決勝とはいえカップ戦なのでスタジアムは半分の入り。半分でも博多の森のリーグ戦の三倍入っている。こんな辺鄙な場所で2万以上入るんだから、他所と比べて比較的アクセスのいいはずの博多の森の集客は本当に深刻だと思う。
辺鄙ついでに、京都は辺鄙な場所とはいえ「京都府」にスタジアムがあるのでまだ「京都」サンガで嘘ではないけど、グランパスは名古屋市と全然離れたところにホームスタジアムがあるんだからせめて「愛知」グランパスに改名するべきなんじゃないか。よく事情が分かってませんが。
この日は気合を入れて中心地に近いところの席をとった。半年くらい前に手術して、しばらく大声なんかとても出せないヘナヘナっぷりだったけど、だいぶ回復した。そろそろ90分いけるはず。
名古屋側ゴール裏は下層はびっちり埋まっていて、それなりに声も出てる。赤とオレンジのコレオを眺めていて、高校の同級生が一人くらいはどこかに混ざってるかもな、とふと思う。むかし名古屋近郊の公立高校に通ってたのだ。でも名古屋に思い入れはない。
試合始まって即ウェリントンが混戦から蹴り込む。おいおい。というかウェリは水曜にフルタイム出てたはずだけど。どうなってんだ。
2点差ついて、名古屋に火がついたようで斜めのグラウンダーが前線に入り出したなぁと思ってたら向こう側のネットが揺れた。永井かぁ・・・今期のアビスパにはやたら物語性があるんだけど、永井も何気に因縁がある。他所行ってからゴール裏に挨拶なんか一回も来たことないと思う。ま、そういうことだ。などと老害根性を出して懐かしんでたらオフサイド判定が出た。うーむ。
前半は紺ちゃんが気持ちよく左脚を振ったりしてるうちに比較的静穏に終わったが、後半はぐっと押し込まれる。PK判定出た後に77番のシミュレーションが発覚したり(でもカード出てなかったはず。なんで。)と心臓によくない出来事が頻発する。すると永石のセーブも頻発する。何なんだあいつ。というか今のアビちゃんのGKチームはシュートストップにかけては相当だと思う。試合前のシュート練習見てたら、かなりレベルが高いはずのアタッカー陣のシュートが入らない。この日ベンチの村上がゴールに立ってたんだけど、ちょっとでもコースが甘かったら片っ端からバンバン弾く。こんな練習を毎日してたらそりゃシュートも上手くなるよね。
結局、最後まで永石が止めまくって試合終了。ウェリントンがやってくれたのが嬉しかった。中三日でまたフルタイムでた上に、ゴールまで決めた。やべえだろ。
ゴール裏に選手が来てくれて、しばらくその辺にいる。何やってんだろと思ったらみんな奈良を待ってた。そうだ、奈良が来ないと話が始まらんよね。
奈良は居場所を見つけたんだよ。
選手が見えなくなるまで歌って、外に出た。最後まで声が出た。よかった。
スタジアム南側の橋を渡り、走りはじめる。4キロくらいだから適当に流しても30分もあれば駅に着くはず。できれば17:50過ぎの電車に乗りたい。なにしろ今日中に帰りたい。普通列車で。
ちなみにこの日豊田で行われていたお祭りはなかなかの伝統があるらしく、昼を食べようと目星をつけておいたごはん屋さんには祭りに参加するので臨時休業云々と張り紙がしてあった。祭りなら仕方ない。
結局、17:40過ぎの電車に間に合う。新豊田駅から乗った名古屋サポーターの皆様が、なぜか一駅遠い新上挙母駅から乗ってきた紺色ユニフォームおじさんを見てぎょっとした顔をしている。
その後、岡崎から順調に普通列車を乗り継いで都内へ。トイレのことを考えるとビール飲むのはやめといたほうがいいなと考え、三島まで我慢。それまではあんぱんか何かかじりながら水をちびちび飲んでた。なので、山岸がひつまぶし奢ったという話を車内で知った時はちょっと震えましたね。ちょっとね。
三島で待ち時間があったので一旦外でてコンビニでビール買う。ここからなら多分大丈夫。最近試合前は星のマークがついたビール、勝った後はエビスにしている。なのでエビス。選手のことを考えながら飲むエビスは最高なんよ。
最近都内も終電が早くなってしまって、品川での乗り換え時間が時刻表表示で1分。これしくるとちょっと面倒なことになる。最短経路取れそうな車両を選んどいて、品川でちょっとダッシュ。結果、余裕。
地元で一杯飲んで帰る。
結論
決勝はチケット争奪戦と聞きました。びびってます。
2022 J1 第25節 鹿島 2-0 福岡
生きてます。
土曜日の午後から台風のせいで雨が降るが、夜半には晴れることを確認してから自転車で行くことに。夏季休暇を取ったので月曜火曜は余裕で死んでいていい。
往復250kmくらいのロングライドは何度か経験してる。とはいえ、それは5年ほど前の話で、当時は毎月500kmくらい走ってたけど最近は月に50kmも走ってない。体力的にはあんまり変わってないのはわかってたけど、ロングライドに耐える体力はまた別だ。特にお尻と掌がまるで鍛えられてないから、正直なところ自信はない。いざとなったら適当に泊まればいい、と踏ん切りをつける。(実際には千葉だの茨城だのの地方に泊まるところなんかない)
土曜早朝、台風前の天気の中、おじさんサッカーに行く。体力を溜めとかなきゃいけないのにサッカーはまずいが、仕方ない。全力でプレーする。行き帰りにロードバイク使用。家に帰ってからふとリアタイヤを見るとかなり傷んでいる。そういえば最後にタイヤ交換したのは3年くらい前か。走行距離でのタイヤ管理もしてなかったけど、往復200km超は無理そうだ。
準備
自転車
疲労回復してから、午後に近所の自転車屋へタイヤを買いに。最近やってないとはいえ、タイヤ交換はそれなりの回数こなしている。パナのRace C 一択のつもりで特に下調べもしないまま、いざ棚を目にすると23cが主流からとっくに外れており、しかもパナの製品ラインも変わりつつあるらしいことに気づいて呆然とする。買うつもりだった23c Race C 相当の製品在庫がないことをようやく呑み込み、さてどうするか考える。
25cなら在庫があるが、ホイールそのままで25cタイヤに変更できるんだっけ? リム幅違うだろうからダメだろうな・・・。タイヤを替えるなら今日替えなければならない。ということはオンラインで買うと間に合わない。頼みの新宿Ysまで行けば多分入手できるだろうけど、台風が近づいてきていて、あと一時間もすれば大雨になる。諦めて明日はバスで行くか? しばらく考えてから、降られること覚悟で新宿まで買いに出ることに。駅に向かう途中、もう雨音が大きくなってきた。
Ys新宿に行ってみると、23c Agilestの在庫があった。前後替えるか決めてなかったけどとりあえず2本購入。
土砂降りになってしまった中、帰宅。すぐ後輪のタイヤ交換。久々すぎてビードをはめることが出来ない。結構焦ったが、ニトリル手袋を軍手に変えることであっさり解決。みなさん、タイヤ交換の時は軍手ですよ。ケチってチューブは交換しなかったが、挟まないよう揉んで揉んで、特に問題なく使えた。試しに空気圧を低目で入れてしばらく放置して確認、問題なし。前輪はそれほどヘタってなかったので交換せず。次に替えるときは後輪のタイヤを前輪に移して、後輪に新品を履かせることになるはず。
最近、こどものクロスバイクのハブベアリングメンテを初めてやっており、ちょっと気にはなったが今のところ異音もないし、触るのはやめておく。チェーン注油と拭き取りは念入りにやった。ガーミンのスピードセンサーも念のため電池交換。確か買ってからもう丸2年なのでそろそろ頃合いだろう。
サイクルリュックで200km超は辛いと思ったので、荷物は極力減らしてウエストポーチへ収まる程度にした。シャツ着替えと現金・カード・眼鏡ケース・スマホ。その他念のためコンテナに軍手と替チューブとタイヤレバー、携帯用ポンプ。
ルート
自転車で茨城方面は水戸市立に行ったことがある。国道6号をそのままずんずん進んでいくという強行軍で、昼はトラック対応で精神的に疲れた。鹿島の場合は利根川サイクリングロードというのを使えそうなので、市川 - (木下街道) - (利根川CR) - 水郷大橋 という、都内から霞ヶ浦方面だとあるあるらしいルートで行くことに。地図でみるとうまいことにほぼ一直線だ。橋を渡った先はなんとかなるだろう。
行き
ゆっくり寝ていたかったのに8時には目が覚める。朝食、最小限の荷物の準備、ガーミンとスマホの充電。11時に出発。
青梅街道 - 職安通り - 蔵前橋通りで市川へ。結構いい感じで踏めてるが心拍が上がらんように軽く踏んでいく。暑さもあり、アベレージで20km/h出てない。信号が多い都心だとこんなもんだ、焦るな踏むなと言い聞かせる。
休み中でトラックが少なくてかなりマシなんだろうけど、木下街道は道幅が狭くて渋滞も多く、結構大変な道路。環八より西の五日市街道みたいな感じ。やばい箇所は仕方なく歩道に逃げる。西も北も東も、都内から抜けようとすると16号が境界になっていて、そこを越えると大体走りやすくなる。
14:00過ぎ、木下駅前まで到達。しばらく走ると利根川CRへの合流ポイントがあった。木下周辺で二度目の休憩するつもりだったが、そんなに疲れてないのでそのまま走ることにする。
利根川CRってどうなってるんだろう、細切れに河川敷にレイアウトされてたら辿るのが面倒だなと思ってたが、堤防の頂上に延々と自転車用の舗装路が続いている。わかりやすすぎる。橋や放水路で時々アンダーパスや車道と合流する場所があるが、明るい昼の場合は迷うこともない。
次のランドマークは利根川を渡るポイントの水郷大橋で、大体40kmくらい先。なんの遠慮もなくずんずん進めばいい。アベレージで30km/hくらいは出るかと思ったけど、経過時間ベースなら速くて28km/h程度。時間も問題なさそうだし、あまり調子に乗るとあとで痛い目を見る、踏まないよう自重する。
走行路沿いには水や食べ物を入手できる場所がないので、適当にコンビニを地図で探して立ち寄る必要がある。そもそも国道沿いにもそんなにコンビニが多くないので、ある程度事前に休憩場所を決めておいた方がいい。
CRの途中で一度休憩して、水郷大橋に16:00。ここまでくると残り20km程度。キックオフまであと二時間なので絶対に間に合う。橋を渡って、すぐに右折して県道101号で潮来に入り、そのまま適当に鹿島のスタジアム周辺へ。休憩挟んだり、結構な頻度で地図眺めたりしてたので駐輪したのが17:30。結構ギリギリになってしまった。
試合
スタジアム内で顔洗ったりコンタクトレンズつけたりガブガブ水飲んだり焼きそば食ったり席探したりしてるうちにどんどんキックオフ時間が近づいていく。慌ててスタメン確認すると、ほぼ水曜のメンバーだった。ベンチはようやく人数が揃ったが、罹患組が有症状だったとしたらそんなもんか・・・真夏の中三日、いわゆる解任ブーストってやつが効いてる鹿島相手に辛い90分になるのを覚悟した。
試合が始まると、降りてったCHが長いサイドチェンジを輪湖のところに蹴ってるなぁと思ってたらあっという間に左サイドから失点。
その後はコンディションに差がある割にはよく食い下がってたし惜しいシーンもあったけど、本家の鹿島りや審判のクソさ加減に削られていき、最後はカウンターから点を取られて試合終了。
正直、諸々条件が違いすぎてて無茶である。当たり前の結果。
それよりカロリーだ。ハーフタイムには売店で、見た目では何なのかよくわからんがとにかくカロリー高そうな食べ物を見つけて店員に「これ何ですか?」と訊いてみる。たこ焼き、と言われたそれを買って夢中で摂取。
帰り
帰りはそのままコンタクトレンズ使用。ここのところ白内障が進みつつあるらしく、右目がいまいちよろしくない。眼鏡に比べたらコンタクトの方がまだよく見えるので、とくに夜間はコンタクトを使うことにしている。
ルートの検討は行きと違ってちゃんとやってない。このままバイパスを走ってけば利根川に出られるだろうと思ってちょっと走ると、なんだか自転車だと居心地が悪い。自転車・軽車両通行禁止の標識は見てないので走行自体はできるんだと思うが、確信が持てない。さっさと折れて脇道へ、何度か行き止まりに突き当たりつつ、最終的には行きの道を逆行することになった。結局茨城県を抜けるまでに80分くらいかかった。
夜間の利根川CRは絶対やばいだろうから、並行している国道を走るつもりだったが、試してみたら速度を落とせば一応走れた。それなりのライトが必要だけど、時間に余裕があってある程度コースを覚えていればなんとかならなくもない。アベレージ20km/h程度なんでかなりノロノロ、蜘蛛の巣に突っ込んだり、挙句アンダーパスの箇所を覚えてなくて最終的には車道に出た上に迷ってしまいましたが。迷ったついでにそのまま一般道を通行、CRはさようなら。
CRを走ってる時に思ったが、あの暗さだとチューブ交換とか絶対無理。見渡す範囲に明るい場所とか全然ない。
当然でしょうがCRでは誰ともすれ違わなかったし、とにかく人を見かけなかった。河原や河川敷でだべってる奴が少しはいるんじゃないかと思ってたけど、それもいなさそう。なにしろ虫が多いんで遊ぶのは無理なんだろう。
そうこうしてるうちに木下を通過。昼と違って木下街道は快適。いま親が住んでいるのがこの辺りなので、通常なら泊めてもらうことを考える時間帯と疲労だが、コロナ感染してない確証がないのでそのまま踏む。高齢の親に万一うつしたらシャレにならん。
80km通過したくらいから一気にペースが落ちる。手のひらが痛くて乗車姿勢を維持できない。肩も重痛い。普段乗ってないからこうなる。糖質を食えばなんとかなるだろうとは思ったが、この頃になると早く家に帰ってさっぱりしてから、卵を落としたあつあつのカップそばを食べたい。食べたくて仕方がない。そのためには今はようかんだのゼリー飲料だの、摂りたくない。水だけ飲んでそのまま市川通過で都内へ。人が歩いてるというだけで元気が出るが基本へろへろなのは変わらない。道路そのものはものすごく走りやすいけど、顕著に増えた信号のゼロ発進が辛い。3:00過ぎに家に到着。
まずシャワーを浴びたが、抜け毛の量がすごくて笑った。
2年くらい前に買ったガーミンのスマートウォッチの残りバッテリーが1%になってたのに驚いた。落ちなくてよかったが、そろそろ買い替えなきゃいかんね。
念願のカップそば。ビールは一応用意したけど飲めねぇ。水最高。
まとめ
無茶はいけない。