まだまだ(2018 J2 第6節 大宮 2-1 福岡 & 第8節 横浜FC 2-2 福岡)

お久しぶりです。
書いてない間に、去年の福岡はガタイのいい外国人頼みのたてポンサッカーから抜け出せないまま大失速し、最期はまたもや(!)玉田に看取られるというなんともトホホな結末を迎えてました。はっきり言ってしまえば、アンチフットボールに相応の結果だったわけで、私なぞはあのサッカーで間違った結果が出なくて良かったと胸をなでおろしました。嘘ですけど。


で、選手を入れ替えて、サッカーを変える意志は窺える編成になったと思うんですが、肝心の監督は変えないという、チームも育てつつ監督も育てる!という全く尊い精神なのかそれとも頭が悪いのか、はたまた誰かが誰かに何か弱みでも握られてんじゃねえのと疑ってしまったりしてるここ半年でした。嘘ですけど。


そんな半年の答え合わせの二試合を見たんですが、あんまりでした。
選手が違うのに、ボールを前に運ぶ方法が去年とあんまり変わらんので見てて苦痛でした。頭一択だったのが裏一択になっただけじゃねえかという…ただ、じゃあ全然ダメかというとそうでもないというのが面倒なところです。

というのは、日曜の試合。石津を外してインスを入れたあとのしばらくの間、なぜか「多分今年やりたいこと」が表現出来てたと感じたから。

今年やりたいこと、とは相手のライン間でボールを受け続けて前に推進し、最後は相手のバランスを崩すこと。

なぜか、とは当の石津こそが今の編成で数少ない、相手ゾーンの真ん中の狭い空間にスペースを見つけて前を向ける(少なくともその意志がある)選手で、「多分今年やりたいこと」を実現する上でのキープレーヤーだと思ってたから。なんでその石津を外したらボールが回り始めたのか。わけがわかりません。

ただ、ボールを持つにしても、効果的なプレーをしようとすると球際の泥臭い強さと、そしてそれに臨む根性は絶対に必要で、その部分でインスは石津より良かったということなのかもしれません。なんか石津は計算しにくい面があるね。


ナカジもジャンボもいなくなった横浜に、武田がいたのはちょっとうれしい驚きでした。元気そうで何より。
そして、よくよく考えるとトゥーリオと松井はかつてのチームメイトなんだね。
世界中のフットボーラーとチームと時間が織りなす長大なフットボール絵巻の、その一部に福岡も確かにいるんだなあと思うと、今ここの漠然とした不満なんて別に大したことじゃないなあと思いました。


大宮は、こどものラグビー引率帰りに寄った。
横浜は自転車で往復しました。