ウチのまめ太が一歳六ヶ月くらいのころ、モーニングムーンの替え歌を教えたらこれがあっさりと覚えてしまった。「オリタチガー フクーホーカー アチクーモエールー」とちゃんと歌っていて俺大喜び。しかし歌ってたのはごくごく短い間で、そのうち歌いながら周りの反応をうかがう様になってしまい、そして自分から歌うことはなくなった。
たぶん、保育園などで思い切り歌ってしまい、そのたびに「何それ・・・・」的戸惑いの反応を回りに居た方にされてたんだと思う。
子供が歌うと子供に好意的な大人は大抵喜ぶものなのだが、まあこの場合は戸惑われても仕方ない。
「何それ」で済めばいいのだが、ある日奴が歌っているのを聞いて驚いた。
「ワタシーガー フクォーカー」と歌っている。
たぶん、保育園で「女の子は『おれ』じゃなくて『わたし』なんだよ。ハイ、『ワタシーガー ウウオーアー』」と直されたのだと思う。
「ワタシタチガー」でなくて良かった。それじゃあまりに語呂が悪すぎる。
いまでも促せば歌ってくれる。俺とまめ太が歌っているのを聞いて、カミさんは「それ、チャゲアスの歌?」と一発で当てた。