2013 J2第10節 千葉 1-1 福岡

行き

できたらロードバイクで行きたいと思ってたんだけど、雨が上がったのが12時くらい。4時間で濡れた路面100km強は俺には無理なので断念して総武線に乗った。

試合

上層階の隅の方に座る。東のほうからそう強くはないがひんやりとした風がじわじわ吹いていて、ムチャクチャ寒い。寒いついでに、客席はだいぶガラガラだった。

パクゴン・中原・岡田の労働者タイプで固めた中盤の構成で、トレスボランチかぁ。引いて守ってカウンターだねっと思ってたらどうも様子が違う。岡田と中原は思いっきり開いていて、相手のサイドバックを見ているのだ。前の三人は真ん中のほうにいて、14141のゼロトップ版みたいなフォーメーション。面白い発想だなあと感心した。プシェニクが優秀かどうかはまだわからんと思うが、少なくとも俺には絶対思いつかない配置だ。

千葉のプレスバックが強烈だが福岡の当たりもなかなかのもので、久々に息を止めて潜航時間を競うような試合。千葉のカウンターに対応して火が出そうな疾走で守備に戻った金森の姿に燃えまくる。

先制点は水谷-中原-金森-坂田の一撃。水谷のフィードはなんとなく出してるボールがない。

まるで怖くない千葉の攻撃を見ていて、こりゃ勝ったなあと思ってたら、残り2分で水谷が破られる。マヌケなゴールだった。

千葉のゴールについて

正直、現地では何がなんだかわからんかったし、家に帰って見たマッチデーハイライトを見た限りだとノーファウルかなあと思ってたが、トゥイッターと言うんですか?なにやらいう文明の利器で見た、メインスタンドから撮った写真に、黄色5番の左肘が水谷の左腕に入る瞬間がバッチリ写ってて笑わせてもらった。

ただ、突っ込めば何か起こると思っていました。ただ、ぶつからないように。キーパーチャージで終わるのは情けないと思うので、GKと交錯しないようにとは思っていました。

ぶわはははは。なるほどお。

映像で見てもよくわからんかったくらいだから、審判の見逃しは仕方ないと思う。仕方ない仕方なーい。大体人間のやることに神経質に無謬性を求めるのはあれだ。病気のもとだ。

だが、木村博之とかいう男の名前はしっかり覚えたし、あの黄色の5番(名前なんていうんだっけ?)は9月に黄色い声援を一身に浴びることでしょう。一生にそう何度もない経験だろうから光栄に思ってほしい。

「誤審」も「敵」も不条理もサッカーに絶対必要なスパイスです。俺の大好物です。そのスパイスを減らそうという企みが世界中で進行しているそうですが、俺はそんな球技は好きになれない。

その観点から、せっかくの火種を意地でもなかったことにしてしまうJs goalの編集方針はサッカーわかってない奴が考えたんだろうなとつくづく思う。

帰り

おかげさまでガソリンを投入していただき、本格的にムッとした顔して家路につく。タマフルの映画音楽特集で弱冠ほっこりしつつ、まだムカムカするので新宿駅から走って帰った。