醜いツラ選手権は道路の片隅で開催されている

最近めきめきと他人の顔に興味が薄れていっているわけなんですが、たぶんほとんど見てないので人の顔を覚えることが全く出来ないんですが、そんなワタクシめがまじまじと人の顔を見てしまう瞬間というのが、右側通行をしている自転車とすれ違った時なのであります。

なにせヤツラのツラのヒドさったらない。右側通行をしていると、通常の走行をしている自転車やバイクや自動車やクロネコヤマトのリヤカーと至近距離ですれ違いまくるわけだから、それは怖いでしょうよ。だからヤツラはこわばった、壊れた三角形みたいな変な顔をしている。うわっ、あぶねっと思いながらこっちはそのなんとも奇妙なフェイスを拝見しているわけなんですが、ヤツラはこっちを見ない。おかしな目つきでまっすぐ遠くを見ているわけなのであります。なぜなら、目をそらすと危ないからだ。危ないならやらなきゃいいのにと思うが、ヤツラはその無駄に勇敢な行為と進化途中で遺伝子がくしゃみをしたような変な顔をやめない。

キチガイだから仕方ないかぁと諦めていたら、なんとこんな話があるのを知った。

第十七条の二第一項中「除き、」の下に「道路の左側部分に設けられた」を加える。

道路交通法 第十七条の二第一項というのは、こうだ。

第十七条の二  軽車両は、前条第一項の規定にかかわらず、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によつて区画されたものを除く。)を通行することができる。

この法律は2013年12月に施行されるそうなので、なんと、2013年11月現在、自転車は右側の路側帯を走ってもいいのである。こりゃ驚いた。あのキチガイどもは法律違反な上に顔も引きつってていやあねなんて思ってたのだが、そういえば路側帯を微妙に走っているキチガイもいたような気がしなくもない。というかどのキチガイも路側帯を走っていた、と言われればそれはそうだった気がする。

つまり、あの人達は「法律違反」ではなく、ただ無闇に顔が引きつっているだけなのであった。