全ての若きSEどもへ

システム・エンジニアとしてご飯を食べるようになってもう10年以上が過ぎて。

経験年数が多いからといってエライとかデキるとか思いませんが。

そして、われながら空恐ろしいほどの仕事への情熱のなさ加減に愕然とする日々を過ごしているわけなのですが。

端末を叩きコンソールを睨みつけるよりは、根回し。なにより大事なカネの心配。事務屋に翻弄されまくる「セキュリティ事故」というほとんどマッチポンプなお題目。磨きに磨いた圧倒的なまでの逃げ足。

それでもあなた方に伝えたいことはある。これからいくらでもしでかすであろうあなた方に言いたいことはある。

Unixバックアップ&リカバリ」は絶対読んどけ、ということだ。

バックアップとリカバリに関するパンチラインで埋め尽くされたこの書籍、今でも、このド腐れエンジニアが読むと背筋が伸びるんだなあ。

オライリーのwebによると絶版になってるそうなんだが、とにかく何が何でもこの本には目を通して欲しい。

「雪は必ず降る。問題はいつ降るかだ。」

「データを失うより睡眠を失ったほうがましだ。」

データも睡眠も職も失う前に、だ。