第8節: 福岡 2-0 鳥栖

昔、篠田がホームゲームに途中出場したときの話。久々にゲームに出たということで基本的にスタンドは歓迎ムードだったそうなのだが、篠田のファーストプレーがやっぱりバックパスで、その瞬間スタンドのアチコチから「おー!」というどよめきとムフフフ的笑いが漏れてたんだそうだ。

俺はその場に居なかったんだけど、この話を聞いたとき「福岡らしい話だなあ」とうれしくなった。

どう書いていいもんかわからんが、さすがにつらい目にたくさんあってるだけあって博多の森(現レベスタ)は他のスタジアムとかなり雰囲気が違う。スレてて、かつユルい。

スタンドの目の厳しさでは日本平が独特で有名らしいが(ホームチームがバックパスするとなんともいえない雰囲気になるんだそうだ)、レベスタはそんなに要求は高くない。要求よりは諧謔。怒号よりは笑い。よくわからんがそういう厳しいスタジアムだ。

そんなスタジアムでやらかしてしまった赤星君、本当に二・三日寝られなかったと思う。ネットが揺れた次の瞬間スタジアム全体が爆笑なんて滅多にない素晴らしいことだ。

当日は代々木公園に遊びに行ってたので録画してたのを見た。

totoの支持率で田舎が上だったのも、田舎の監督が喋り過ぎなのも、グリフィスのダイブに審判が騙されたのも、この面白い因縁をさらに彩る綾だと思う。

試合終わったあとの選手のあんまりの喜びようにビックリした。確かにダービーは大事だし相当追い込まれての試合だったみたいだけど、それにしてもあんなに喜ぶものなんだろうか。

社長・GM・コーチ・選手、全員が喜んでるのに一人だけリトバルスキーさんの顔だけがあんまり笑ってなかったのが印象的だった。

そういえば、youtubeに変な(けなしてるわけではない)ドイツ人がいる。多分リトバルさんがキッカケなんだろうが、2006年の福岡ゴールダイジェストを自作して投稿したりしてる。タレイ加入が濃厚になったときは"Ufuk will join us!"などと喜んでるのだ。

まあ、赤いチームのほうがお好みではあるようですが。