第2節: 福岡 2-1 水戸

下位チームがいいサッカーを志向し、上位の昇格を狙えるチームは現実的なサッカーを選択するのが去年あたりからのJ2の傾向だったらしいんだけど、とうとうあの水戸までがいいサッカーをし始めた。

しかし、それはとりあえずいい。

今年の福岡はとにもかくにも悪いサッカーで結果を残す!と聞いてたし、実際最終ラインのファーストチョイスはロングボールではあった。

だけどよくよく考えてみたら変だと思う。CBにはルダンの代役で布部。ボランチに久藤。右サイドバックに北斗。左サイドに中島。

北斗は相手ボール時のポジションミスは多いし、布部・久藤はどちらかというとゲームを創るタイプの選手だ。

中島は何度も抉ってクロスを上げてたし、逆サイドのコーナーキックを蹴っていた。勝ち越し点になるPKを取ったのはスルスルとドリブルしてった北斗だった。

俺が「ロングボール放り込んでとにかく勝つサッカーをする」と宣言したチームの監督ならこうはしない。バックラインの4枚とボランチは、壊し屋を並べる。サイドバックにはピクリとも上がらせず、ひたすらスペースを埋めて入ってくる相手選手を蹴散らさせる。

前線にはゴツいのと速いのを並べて、二人で攻撃させる。90分も時間があれば一度や二度は裏を取れるし、いい位置でセットプレーだってあるのだ。いつかは点が入る。

要は戦術と選手の配置に一貫性が感じられんのだ。本当にあの男、大丈夫かいな・・・・・

とか考えながらテレビを見てるうちに発泡酒は三本空いてしまい、その後甲府v徳島を見てたら眠ってしまった。