第35節: 福岡 3-0 山形

CSで見た。

山形とは歩と香車だけの将棋みたいな膠着した試合を今まで何度もやってて、それはお互いが似た戦術を採用していて、お互いの予算規模もそんなに違わないからだったんだけど、そんな鏡と試合してるような山形戦はもうなくなったんだなと試合が終わってから思った。

今の福岡は得体が知れんチームになりつつある。ゆっくり焦らすようにパスを回していきなり中央突破とか、勤勉で堅くてロボットみたいにショートカウンターを繰り返してた頃の福岡から考えたらほとんどありえない。3バックに背の低いセンターバックサイドバック2人を平気で並べたりするのだ。わけがわからない。一体このチーム、どこに行き着くんだろう。

一時は首位に立っていた山形も、この敗戦で三位との勝ち点差が13。残り試合数が16だからまだわからない。わからないけど、あのモラルの高い山形が二点目以降まるで折れてしまった姿を見たら、中位集団からうるさいチームを一つ蹴落としたんだな、と納得できた。

あと3。急に縮まってきたがまだまだゴールは先だ。