ハッピータウンに雨が降る<第12節: 広島 1-0 福岡>

また、雨。

また、内容では勝ってた。

また、負け。

いつの間にかTBSchannelで生中継されることになってたこの試合。用があってリアルタイムでは見られなかったので、結果を知らないまま6時間後に録画で見た。

もう6時間も前に結果が出ていることなのに、1000kmから離れた場所で行われていたことなのに、よき結果が出るよう画面に向かって必死で祈る哀れでアホな俺。

病気なのかなんなのか知らんが、祈らずにはいられない。

試合が終わったときはハラワタの奥の奥がしくしくと痛んだ。

松田監督は前日取材で今の広島のサッカーを「J2以上ですよ」と言ったそうだ。確かに「何だこりゃ」と言うしかないほんとに観戦は有料なんですかと聞きたくなるような引きこもりサッカーを広島はやってきた。そんでそんな超クソサッカーに注文どおりにしてやられるんだから福岡のクオリティの低さや勝負運のなさはもう笑うしかない。笑うしかないんだろうが、俺には笑えない。代わりに内臓のどこかが妙に痛む。耳の奥とか目の奥も痛むような気もする。

この日も、「オマエラにはこんなコンディションがお似合いだろう笑」と言われてるかのように雨が降った。こんなところで試合をしなければいけない選手もかわいそうだが、グズグズに濡れて声をだしてた仲間のことを考えるとなんともやりきれない気分になる。

アウエーの試合ごとに雨に叩かれても、シュートがまるで入らなくても、調子こいた若い選手がふざけたプレーを連発しても、そしてアホなフロントがボケーッとしてても、一度患った者はこのチームに拘るしかない。それは本当にアホらしく物悲しいことだ。こんな間抜けな物語をいつまでも続けるわけにはいかんと思うんよね。この物語のフヌケた通奏低音は、ここ10年、基本的に何もかわっていない。

最悪なチーム状態で中断期間入り。どんなにアホで馬鹿なお役人体質のチームであっても、この最悪な状態にはさすがに何らかのメスが入るだろう。(お役人体質だからこそ、メスは振るわれるのかも知れんが)

切り捨てられるその部分は本当に病巣なのか、注視しなければならない。