第1節: 磐田 1-1 福岡

行き

早めにスタジアムへ行ってウロウロしたりクネクネしたり話に聞くズピロギャルをジロジロ眺めて露骨に嫌がられたりしたかったのに目が覚めたら7:00。

うがーと世界をのろいつつ、仕方ないのでめしを食ったり髪を洗ったりして心を落ち着け家を出る。

新宿駅18きっぷを買い、8:45ごろ東京駅着。どうでもいいが小田急近くのみどりの窓口はもうちょっと早く営業を始めてはどうか。

肉感スポルシとお茶を買い、8:55の熱海行きに乗る。途中駅で止まるたびにジジババというか人数比でいうとメインはババなのでババジジだな、がワッシワッシと乗車してくる。なんだなんだと思ってるうちに結構な混雑っぷり。車内の平均余命がどんどん減っていく。

熱海で乗り換えたらババジジはほとんどいなくなってしまったので、たぶん温泉に行く人たちだったんだと思う。

肉感スポルシのtoto欄を見ると福岡勝ちの投票率は10%以下だった。ちなみに福岡より投票率が低いチームは草津だけ。思わず笑ってしまった。

雲ひとつかかってない富士山を後目に静岡着。ここで乗り換え・・・だと思ってたらその電車、そのまま臨時運行で浜松まで行ってしまうのだった。最近、予定外の出来事に弱くなりつつあるのでこのときもちょっと焦った。

途中、アビスパのルーツである藤枝を通る。ひょっとしたら紺色の人がいるかなと思って藤枝駅のホームを見ていたけど、見えた範囲にはいなかった。

13:00前に愛野着。駅から南側の丘の上にエコパの白い屋根が見えた。

愛野の何もなさっぷりは東海駅以上だった。しかし高擶には辛うじて勝ってたと思うので自信を持ってほしい。

スタジアム

いまどきの兼用競技場だなあという感想以外はとくになし。西京極よりは50倍マシだが、やっぱり9レーンのトラックはねえ・・・事情は知らんがサッカーどころ静岡にはふさわしくないハコだと思った。

が、芝はすばらしいな。さすがだと思った。あんなきれいなピッチで試合できて、選手は幸せだったと思う。去年まで、三月は見事な茶色の水戸市立や爆撃直後のベスパで泣いてたのだからこの点は大違いだ。

あと、トイレの構造がちょっと変わってた。

アウエー入り口をめざして外周を歩いてるとスタジアムのなかから福岡側の歌声が聞こえてくる。段々早足になるのはもう習性だな。

エントランスでジャージ姿の中学生を7,8人ばかり見かける。背中にはfujieda bluxの文字が入っていた。中央防犯は今も活動をしているようなので、そこの下部組織の連中だろうか?

ゴール裏には結構な人数が居た。Sさんが来てた。2004年の日立台以来で、久々すぎて最初気づかんかった。

開幕戦だからといって特別華美な催しがなかったのには好感を持った。来週の博多の森がどうなるのか、考えるとちょっと頭が痛い。

試合

覚悟はしていたがその1: ガツガツ来られたら仙台あたりにも押されまくってたチームなので、当然代表クラスのフットボールアスリートを取り揃えたエリートチームと比べるとフィジカルでは話にならない。ここは期待しないのが吉。どうにもならん。

覚悟はしていたがその2: やっぱりズピロはズピロで、どっしり構えられるとなかなか厄介。押し込まれることはあったが、あんなに簡単にボール回された経験はJ2ではなかったなあ。

覚悟はしていたがその3: 後半は足が止まるんだろうなと思ってたらやっぱり止まった。

覚悟はしていたがその4: 声量が出ねえ上にあっという間に嗄れた。冬場の喉の維持をそろそろ真面目に考えるべきかも。普段の生活であんなデカい声ださねえもんなあ・・・・

あと、あれは酸欠なんじゃなかろうかと思うんだが、去年あたりから歌ってるうちに頭が痛くなる。この日も痛くなった。

先制点は電光石火の一撃。ネットが揺れた瞬間はドーパミンだかベンゼリンだかオロナインだかなんだか知らんが脳内がドバドバと溢れかえる。J2順位表の底に近いところでのた打ち回ってたころから頑張ってくれてた光平が取ったというのが最高だ。

アウエーでズピロに勝ったことは今まで一度もない。ひょっとして今日は勝っちゃうんじゃん??!!1?とハラハラしてた後半は辛かった。そりゃ、あれだけチャンスを作られたら一点や二点は取られるだろう。押し捲られてるうちにコーナーからやられた。ネットが揺れたのが見えた0.5秒後に、それまでわりと静かだった磐田側ゴール裏からわあっという歓声が届く。

ジュビロのサッカーはかつてとだいぶ変わってて、もちろんベースはパスサッカーなんだけど、昔よりはロングボールドーン!をかなり頻繁に使うようになってて、ドリブル突破も増えていた。

ラーメンしんちゃんがゴール前に入り込み、北斗からのクロスに合わせきれなかったプレーで試合終了。

お片づけ

バンデーラを片付けてるうちに段々落ち着いてくる。

「ユースケ、びびってたのかなあ」「水谷はスゲエなあ」「宮本、髪が伸びてたなあ」などと試合を反芻しながら作業する。

帰り

愛野には飲めるところはどう見てもなさそうなので、静岡で途中下車して串焼屋を攻める。一時間短期集中でわっと飲み、19:35の東京行きで帰る。「ながら」と同じ車両で、運よくコンパートメントに座れたのでそこで飲みのつづき。

家に帰ってスカパー録画を一応見るが、前半が終わったあたりで沈没。しかし、松田監督のスーツ姿を見た時は一瞬だけだが目が覚めた。

同期

気になる同期昇格の京都と甲府は、京都は横浜えふまりのすにぼてくりこかされ、甲府は清水に負けた。

甲府の結果とスタッツはそんなもんだろうなと思ったが、京都は意外だった。エルゴラの寸評を見るかぎりだと、ボランチのところでまるで捌けなかったとか。はぁ、おそろしかおそろしか・・・・

結論

増川vs.ドログバの相撲を見たい!こりゃあ大一番だ!とかねて熱望してた俺だが、ドログバの前に増川vs.カレンの日本一決定戦を行うべきだと思った。