J1・J2入れ替え戦 第二戦

『青いユニフォームが一斉に動き出す。有光がボールを簡単に失った途端、甲府のスイッチが入った。スペースに飛び出し、それにより出来たスペースにさらに後方の選手が飛び込む。各選手が連動して動いていくその様はまさに「生き物のよう」。残念ながらフィニッシュは外れたものの、彼我の力の差をまざまざと見せ付けられたシーンだった。

対して福岡は、動いているのはボール持ってる奴だけ。ボールが来るのを見て、初めて動き出す。』

上は2005シーズンJ2 19節の甲府-福岡戦での俺の感想だけど、昨日見ていた柏のサポーターも同じように思ったんじゃないか。

バレーの決めっぷりも凄かったけど、たぶんバレーが柏にいても結果は変わらなかったと思う。それくらい、柏と甲府のサッカーには質の差があった。

細かいことを一つだけ。勝負を決めた甲府の三点目は圧巻だった。甲府が細かく速く正確に繋いで、バレーにボールが渡る。そしてバレーはキーパーの左肩、ゴール右上を正確に強烈に射抜いた。

メインで見てた俺にはよくわからなかったが、ゴール裏で見ていた義兄が言うには「あれは狙って蹴ってた」。

正直、今年の43節が終わったときは「当分小瀬に来ることはないなあー」と思ってたよ。

いやー、驚いた。