24節: 仙台 2-2 福岡

行き

行こうか行くまいか朝から散々悩んだ挙句、「仕事は完全にひと段落してるし、やっぱ行くわ!んじゃ!」と午後半休をいきなりとり自宅へいったん戻る。

シャワーをあび、カミさんの刺すような視線を巧みに避けつつ速攻で家を出る。が、あまりに急ぎすぎて

1: シャワー前にパンツを用意するのを忘れ、仕方なくパンツなし。

2: 靴下を履き靴紐を締めるのが億劫で下駄履き。

3: Tシャツ裏表。

というすさまじい姿で仙台に着いた。特に3は酷くて、胸にあるはずのdrop bass networkのロゴがないのに気づいたのは仙台駅についてから。しかも、そのときはなぜか前後ろに着ていると思い込んでしまった。地下鉄仙台駅のホームでこっそり直そうとして、タグが首の前に出てくるのを見たときは死ぬほどびっくりした。結局、それを直すチャンスはなくてTシャツが裏表かつ後ろ前のまま地下鉄にのり、仙台スタジアムに着く。

仙台遠征でははじめて新幹線使用。

アウエー体験

俺がアビスパにはまるきっかけになった試合は、2003/7/26 ビッグスワンでの新潟戦だ。

1-2でリードしてて最後の5分であっというまに二点食らって負けたのだった。たいした心構えもなくなんとなく見に行った俺は、轟々と渦巻くアウエーのド歓声の中、呆然とフィールドを眺める羽目になった。打ちのめされるあの感じ。打ちのめされるのが好きなわけじゃない。大の大人が叫びながら笑うしかない歓びと、ザマミロ的に湧き上がる鬨の声を聞きながら頭を抱える間の振幅、あの感情の起伏の激しさがクセになったのだ。

仙台は、今それを味わえる数少ない場所だ。

圧倒的多数が歌う音圧のなか、俺たちがキイキイと声を上げる。ああいう環境だからこそ、本気で選手を鼓舞しようとする。水谷に俺たちの声は聞こえているのかなとふと思う。届いてたらいいなと思う。

ホベルトがとにかく凄かった。獅子奮迅ってああいうのをいうのだな。

ああいうキャプテンがいるのに俺たちは勝てなかった。

柳楽

柳楽、やっちゃったみたいっすね。

実はスタジアムでは、例のPKは何があったのかまるで見えなかった。試合後俯いてたのも、引き分けだったからだと思ってた。

試合後、半田屋でメシを食った際も「ナギラの出来は悪くなかった。でもあのPK、ナギラがぶっ飛ばしてたら笑うな」と話してたくらいだ。

ハイボール

後半、ことごとくハイボールを競り負けてた。なんぼなんでもそんなに負けねえだろというくらい負けてた。で、ひょっとしたらアビスパの選手は身長面で発育がよろしくないのではと思い、今日出場したフィールドプレイヤの平均身長を調べてみました。

福岡: 174.69cm

仙台: 178cm

(データはそれぞれ公式から)

思ったより差がないっすね。

面白パンチ

高桑のパンチングは敵ながら面白すぎた。グラウシオもまったく予測できないボールの動きに反応できず。

その他

鳥栖-京都の結果が表示されたとき、なぜかゴール裏で朗らかな笑いが巻き起こったことを記しておく。

アビスパ岩手支部のゲーフラもはんなりと良かった。

結論

後半、全員足が止まってしまった。それも半歩出ないとか一歩足りないとかいう次元じゃなく、もう全然だった。

その姿にちょっとばかり今後大丈夫かいなと思いました。

仙台にトドメを刺せなかったのは残念ですが、決して良い出来ではなかったことを考えると、引き分けで御の字だったと思う。

今、仙台の漫画喫茶です。帰りは18きっぷを使うつもり。

そろそろパンツを履いてきます。では。