19節: 甲府 2-1 福岡

青いユニフォームが一斉に動き出す。有光がボールを簡単に失った途端、甲府のスイッチが入った。スペースに飛び出し、それにより出来たスペースにさらに後方の選手が飛び込む。各選手が連動して動いていくその様はまさに「生き物のよう」。残念ながらフィニッシュは外れたものの、彼我の力の差をまざまざと見せ付けられたシーンだった。

対して福岡は、動いているのはボール持ってる奴だけ。ボールが来るのを見て、初めて動き出す。

差は明らかだった。

身の程を知らないといけない。

一点失った後、宮本に変えて有光投入。

相手は同格、もしくは格上だ。

場所はアウエー。

ここでDFに変えてFW投入なんて、まるで強豪チームみたいでカッコいいではないか。

だけどアビスパ福岡は強豪チームではないし、したがって勝ち点一取れれば御の字なのだ。

身の程を知れ。

ほぼ唯一のストロングポイントである、それなりに堅固な守備ブロックを捨てたこの判断がこの試合の全てだった。自分を見失ったチームの末期は悲しい。自らバランスを放棄した後は面白いようにバイタルエリアと左右のスペースをつかれ蹂躙された。

本当に残念な話であるが、引き分けを狙わないといけないのだ。甲府相手ならば。

行き

高速バスにて甲府駅へ。今回は義兄が「行きたい」と急に電話をかけてきたため、初めて敵チームサポータ(サポーターじゃないんだけど、ほんとは)と同行することになる。

甲府駅よりシャトルバスで小瀬へ。

小瀬についてみるとコンビニがなかった・・・・

応援

こりゃー絶対勝てないな・・・と分かっていて「これないーやつらのためにーもーふくおかーかたせよーぜー」と歌うのは本当に辛かった。

試合後、みんな荒れてた。だけど俺には責められない。むしろ、みんなよく我慢したよ。

帰り

Tさん・義兄の三人でシャトルバスに乗ろうとするが目の前で発車しやがった。仕方ないので甲府までタクシー使用し、普通電車で帰る。

ワインをダラダラ飲みつつ、さんざ愚痴りながら新宿着。中央線は何はともあれ中距離用の車両を投入すべき。とにかくトイレがほしいのだよ。

地獄で丸焼け

ネガティブなことはもう書きたくないが、あの無残な試合を見た後、どうすりゃ前向きになれるのだ。誰か教えてくれ!