土曜日に義兄夫妻・義妹・俺の家族の計6人で新宿御苑へ花見に行った。
土曜は草津戦の真裏であり、今回は記念すべきスカピー導入後初観戦になるはずだったのだが仕方が無い。生中継をキッパリあきらめ、各種食料など買い込み勇んで出かけた。が、未練を若干感じさせることに、2005年版オブリTシャツ タイプAを着ていたのだった。
義兄「げっ、オブリだ」
義兄は熱烈なフリエサポだったという過去を持つ。
俺「いや、俺、オブリではないんですけど・・・・・・すっ、すいません・・・・」
とりあえず謝ってみるというのは立派な処世術だと俺は信じている。
義兄「最後の三ツ沢の試合が福岡戦だったんだよなあ・・・」
俺「すっ、すいません・・・・」
義兄「何かトラブルがあった気がするな・・・・」
俺「き、気のせいっス・・・・」
実際には当時のことなんか何も知らん。
義兄「んで、今年はどうなの?」
俺「昇格間違いなしッ!」
強気だ。
たぶんまさしくこの時間この時刻に太田バズーカヘッドが炸裂したんだと思う。シンクロニシティってやつだ。
その後、北斗の話などになり、気が大きくなった俺は
俺「今年昇格できなかったら俺は死ぬよ!」
などとふざけたことをのたまうのだった。
今年の顔ぶれを見ると、昇格できなかったら本当にそれは大変なことであるが、死ぬことはないだろう。大抵のことならば、どんなことでも人は折り合いをなんとなくつけて生きていけるものなのだ。
義兄「いや、それはつまらんなあ・・・現実味に欠ける」
義妹「そうだよねえ」
俺「?」
義兄「だから・・・例えば焼肉とかさあ」
俺「!?」
義兄「高級店でひとつ」
個人としての絶望感の表明が、どうして焼肉を他人に奢ることに昇華してしまえるのかよくわからんが面白い。
義兄「昇格したら俺が奢るよ」
俺「・・・今年は絶対に昇格できるから、それは賭けとして成立しないよ。ブワッハアッハアッハァ!」
俺が思うにこれは有光がブチ込んだあたりではなかろうか。
義兄「・・・うーん、そういえばそうかなー」
義兄「じゃあ、甲府より順位が下だったら焼肉」
俺のカミさん兄弟は山梨出身だ。
俺「あー、いいっスよ!」
義兄「高級店でひとつ」
俺「・・・・・」
ところで、義兄はフリエサポーターではなかったのか。
義兄のかみさん「横浜FCじゃないの?」
義兄「あー、やっぱり違うんだよねえ・・・・」
そういうものらしい。
義兄「・・・・やっぱり今のJ2から選ぶなら甲府だな」
で・・・・
義兄「んで、どこにするの?」
義妹「えっ?」
義妹はバレンシアのファンだ。
義妹「全然わかんないよ」
俺「・・・山形あたりでどうでしょう」
京都と言わんあたりが我ながら小さい。
結局、シーズン終わるまで待ちきれないと義兄が言い出し、22節が終わったところで肉もしくはイタリアンということになりました。
がんばれアビスパ福岡。