本と雑誌
一部で評判がよかった「さらば雑司ヶ谷」を読了。 ストーリー自体は、まあまあといったところ。 ただし全体的な評価はいまいち。壮絶に痛そうなシーンを書いているのに、読んでるこっちはちっとも痛くない。ものすごく悲惨な出来事を描いているのに、ちっと…
まず、超大上段なタイトルに思わず笑ってしまった。けど、全然タイトル負けせずに当たり前のように怒涛の筆力で押し切ってしまうから高村薫は凄い。 脳みそと下半身をぶっといバスで直結して、あとは胴体に孔を10コばかりあければそれで完成でございますみた…
記憶力が悪い。 記憶力が悪くてよいことは基本的にないんだが、というか困ってしまったり悲しくなってしまったりするばかりなのだが、それでもまんざら皆無でもなくて、二ついいことがある。 嫌なことをさっさと忘れられることと、昔読んだ本を初見のように…